バンコン GTのドア周りの風切り音低減 & 室内遮音性UPするためにDIYします。
方法は簡単です。全てのドアのウェザーストリップ内にシリコンチューブを通すだけです。
これはハイエースの定番の快適化で、多くの方が実施し結果が認められており、
ネットに事例がたくさん紹介されていますので、GTにもぜひ施工したいと思います。
これで高速を運転している時の、風切り音が抑えられたら嬉しいです。
期待できる効果:
- ドア周りの風切り音の低減
- 車内の遮音性 & 気密性アップ
施工場所:
ドア全部:左右フロントドア ・スライドドア・後方ハッチドア
購入したもの:
- シリコンチューブ
- シリコンスプレー
シリコンチューブは観賞魚の水槽にエアーを送るチューブです。
車のウェザーストリップが黒なので、この快適化には黒を購入しました。
施工後は見えませんが。。。
ビニール製のチューブ使うと、劣化してベトベトに変形する恐れがあるので
シリコンチューブ使用が絶対みたいです。
シリコンスプレーは潤滑剤材で、チューブをウェザーストリップ内に
スイスイ通すために使います。
シリコンスプレーも種類が多いので、無溶剤明記で選びました。
潤滑スプレーは556などを使うとゴムを溶かしてしまうので、
成分には要注意です。
材料を揃えるのに悩む点が、シリコンチューブの長さ。
結論から言うと、今回使ったシリコンチューブは35mくらいでした。
しばらく乗ってみて、追加するとなれば、あと15m欲しいです。
この快適化の前に、実際にウェザーストリップの長さを測って見ました。
歩留まり含んでバンコン1台に25mくらいです。
但し、これはウェザーストリップにシリコンチューブを
1本通しただけの場合です。
何を悩むかと言うと、参考にさせて頂いたブログでは、
『シリコンチューブは2本以上入れた方が効果が出る』
と書かれていた点です。
2本以上って、3本入れば更に良いてこと❓
2本なら50m。3本なら75mです。
足らないより余った方が良いので、取り敢えず100m購入しました。
そこまで高いものでもないし、余ればオクで売れるかな。。。
箱の中の状態。チューブは箱側面の穴から出せるようになっているので、
出してみました。
見た目使い勝手が良さそうですが、実際は残念なやつでした。
チューブが柔らかく束が重いので、引っ張っても
チューブは箱から出てくるより伸びる方が多いです。笑
ではカテーテル術を始めます。
スライドドア
途中で詰まっている所がなさそうなので、この下から入れました。
チューブはウェザーストリップ内で動かないと思いますが、
重力には逆らえません。
両端は下側にくるようにした方が、気持ち的に安心です。
事前に何箇所かに、シリコンスプレーを吹いておきます。
上方向ですが、思ってた以上にスイスイ入って行きます。
これがカテーテル術か❗️と少し笑みがこぼれます。笑
そのうちスイスイが止まります。
ウェザーストリップをマッサージしながら続けると少しは進みますが、
ふにゃふにゃのチューブには限界があります。
ウェザーストリップを触ればチューブがどの辺まで入っているか分かるります。
進みが鈍くなったチューブ先端の近くの空気穴から、
チューブ先端を一旦引き抜きます。
この時、マイナスドライバーを使う場合は、
穴を傷つけないように注意が必要です。
柔らかいゴムなので、亀裂が入ると簡単に裂けます。
マイナスドライバーを使う場合は、空気穴より小さいサイズをお勧めします。
精密ドライバーでも全然良いと思います。
私は1箇所裂いてしまったので、途中から針金をフック状に曲げたものを作り、
チューブを引っ掛けて引き抜きました。
スライドドアのウェザーストリップは幅が広いので、チューブを2周させます。
チューブを2周分引き出し、ここからカテーテル再開です。
この作業を” SPG (Stop, Pull & Go) “と呼ぶことにしました。
この作業を繰り返し進みます。
スライドドア右下にある空気穴が短い間隔で2つあります。
この赤丸辺です。
実際に全てのハイエースが同じかどうか分かりませんが、
この穴は他のよりサイズが小さく、この穴辺のストリップの材質も
少し違います。この穴は強度が全くなさそうなのでパスしました。
SPGすると多分穴が裂けると思います。
その次の穴で SPG します。
スライドドアでは、2周チューブを回しました。
スライドドアはイージークローザーが付いているので、
閉まるときに『ぎゅーぅ』と閉まり、密閉されてる感が
良く分かります。スライドドアは2本で十分かな。
後方ハッチドア
ハッチドア上部中央にある空気抜きの穴からチューブを入れます。
リアハッチは、コーナーは鋭角でなく他は直線なので進みが早いです。
途中SPGを2回くらい行って進んでいたら行き止まりました。
リアハッチはウェザーストリップの中がこの場所で行き止まり。
反対側に必要となるチューブの長さで切り、
その先を同じ穴から入れ左半分にもチューブを通します。
行き止まりまでいったら、1本目完了です。
リアハッチを閉めてみましたが、密閉度がかなり高くなり
思っていた以上に力を入れないと閉まりません。
イージークローザーが欲しいです。
開けるときは、『ボンッ❗️』と開くので、
リアは1本で十分と思い、2本目は入れませんでした。
フロントドア
フロントドアには、ボディ側に1本、ドア側に2本の計3本の
ウェザーストリップが付いています。
運転席 – ボディ側
ボディ側のウェザーストリップには角に開口部があるので、
ここから簡単にチューブが入れれます。
ボディー側は幅が広く距離が短いので、
数カ所シリコンスプレーを吹いてやれば、
カテーテル術でスイスイと一気に終点まで抜けていきます。
残りの反対側はここまでです。
この長さに合わせてチューブを切り、通して完了。
運転席 – ドア側
ドア側にはドア全体を取り巻くウェザーストリップと、
タイヤハウス周りの2箇所です。
運転席 – ドア全体
ドア全体のストリップは、この位置で中が詰まっています。
詰まっている上部の穴から上に向けてカテーテルします。
途中で SPG します。
行き止まり前の最後のSPGです。
ここで行き止まりまでの長さでチューブをカットし通します。
これで1本目終了です。
運転席 – タイヤハウス周り
この位置に開口部があるので、ここから通します。
GTは寒冷地仕様なので、上方向の部分にもウェザーストリップが
付いているため、そこに通せるだけ通します。
タイヤハウス側で必要な長さのチューブをカットし、
タイヤハウス先端まで通します。
先端が出たら完了です。
助手席 – ボディ側
運転席と同じように、この位置からチューブを入れます。
前方が抜けたら、反対側にチューブを通して完了。
助手席 – ドア全体
この場所からチューブを入れます。
後は運転席側と同じようにシリコンチューブを通して1本目が完了です。
助手席 – タイヤハウス周り
ここからチューブを入れ、寒冷地仕様に通します。
この位置は90度くらいに曲がっているため、うまく右側に出せません。
運転席側は問題なく通せたんですが。。。
無理してウェザーストリップを破ってしまうのは最悪です。
試しに補助の針金をチューブに通してやってみました。
成功〜❗️うまく通せました。
タイヤハウス前方の先端までの長さのチュープに合わせて切って
最後のカテーテルで、一気に通して終了です。
フロントドアはボディ・ドア側全てのウェザーストリップに
チューブは2本入りそうですが、まずは1本で様子を見ます。
2本目を入れるかどうかは、しばらく乗ってみて
風切り音を確認してから決めることにしました。
このドア周りの風切り音低減 & 室内遮音性UPで参考に
させていただいたブログは2013年くらいのものです。
ハイエースが始めなのか、他の車種からの応用なのか分かりませんが、
この静音をはじめに考えた人は、凄いとしか言いようがないですね。
Cheers,
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